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ITの力は「増幅器」だったはずが、いつの間にか「前提条件」になっていた

オンラインでITのお困りごとに対応していると様々な相談が届く。(こちら

そんな数ある相談の1つで、とある大学教授からこんな相談があった。
「オンライン講義のための設定をして欲しい。先週から授業で使っているが今週は失敗できない、事前に確認してほしい。」

zoomで画面共有し、大学が用意した手順書に沿って一緒に設定を順調に進める。

いざオンライン授業の予行演習をすると、資料共有をしてもらう際にうっかりブラウザのタブを閉じて会議は終了…

ブラウザではなくて、アプリでweb会議を開くようにしましょうかと提案し、根本対策を講じてことなきを得るものの、先週の授業はどんな内容だったのだろうかと少し気になってしまった。

ITの力は「増幅器」?

―――『ITの良さは、「IT×何か」という組み合わせの中で、その“何か”の価値を大きく高められることだ!』

会社勤めをしていたときに飲み会の場で上司にそう教わった。

当時は確かになるほどと思ったことを覚えている。

ただ最近感じるのがAIの台頭やリモートワークの浸透など、社会全体の前提が変わったことで、かつては「ITがあると便利だったもの」が、今では「ITがなければ成り立たないもの」へと変わってきたように思う。

「リモート環境の整備は当然」
「AIの業務活用が前提」
「チャットベースでのスピーディなやり取りは標準」
「SNSを使った集客、口コミの評価がないと客がつかない」
etc.

そうした状況において、ITリテラシーが低いということはそれだけでビジネスの足を引っ張るリスクになり得る。

ITという「係数」が1ではなく、1未満の扱いになると掛け算の結果は目減りする。

その1に達するハードルが日増しに高くなっている。

Xで最近頻繁に目にするのが「大幅アップデート」というフレーズだ。

AIの登場によりどのSaaSも開発スピードが格段に上がったことは想像に難くない。

わたしの中では、AIの進化は複利でどんどん膨れ上がる投資のようなイメージ

数年後にはえらいことになってるぞと…

今後需要が増えるITコンサルとは

大学教授の話に戻るが、IT企業に勤めている人間からするとごく簡単な内容であり、ほんの少しの時間をいただき支援すれば万事解決するケースがオンラインでIT相談をしていると意外と多い。

わたしのITスキル自体は、世の中を直接変えるほどのものではない。

しかし、他の誰かが持つ価値を最大限に引き出すための「支え」にはなれるのではないかと、そんな手応えとやりがいを感じている。

複利のごとくどんどん加速していく時代の進化。

そのキャッチアップをするのは正直誰でもできることではない。

最低限のITリテラシーが理解できないし、そもそも情報収集すること自体がめんどくさい。

またそれを整理して構造的にまとめておくことも。

わたしはITを駆使して自分自身が目立つよりも、ITを活かして誰かの価値がより伝わるようにすることに貢献できるのではないかと思う。

IT×「何か」。

その「何か」のスペシャリスト達にとってITが足枷(あしかせ)となってしまうのであれば、少しでも軽くしてあげる役割を担いたい

IT中級者以上に高度なスキル、最先端の技術を提供できる“ハイレベル特化型“のITコンサルか。

相手の習熟度に応じて必要な知識を丁寧に届けられる”リテラシー共感型”、もしくは相手の状況に応じてちょうど良い最適解を導く“ベースアップ伴走型”か。

後者のITコンサルの需要も増えてくるのではないかと思う。

P:Personalized(個別最適化された)
M:Matching(ちょうど良い)
O:Otetsudai(お手伝い)

そんなのがあっても良いと思う!

*本当のPMO(プロジェクト・マネジメント・オフィス)は、プロジェクトを円滑に推進させるせるために進行管理や調整、資料作成などの支援を専門に行う組織や担当者のこと!

(投稿:2025年6月12日)

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