はじめに
レビューする際の観点がわかりません。
皆さんどんな視点で考えてるのでしょうか。
✓ MECEとはなんぞやを知る
✓ QCDの大事な考え方を知る
✓ 5W1Hの進化版、7W3Hを知る
仕事をする上で論理的に考えることは大切です。
論理的とは、「この結論に至ったのはこれこれこういう理由だ!」と筋道が立っていることです。
そんな筋道立てた考えができる人に少しでもこの記事を読んで近づいてください!
この記事を書いた人
またココナラもやっているので直接会話する場合はこちらから連絡ください!
モリフミブログの記事について解説します ブログで伝えきれなかった細かい話はこちらから。さぁそれではよろしくお願いします!
MECEとは
MECEをご存じでしょうか?
MECEとは・・
「Mutually Exclusive and Collectively Exhaustive」の頭文字を取って略した言葉です。
- Mutually:互いに、相互に
- Exclusive:重複せず、被らず
- Collectively:まとめて、全体に
- Exhaustive:漏れなく
直訳すると「互いに重複せず、全体として漏れがない」という意味です。
要は、「モレなく、ダブりもなく」考えよう、とう論理的思考法です。
今回はぬけ漏れなく物事を考えるための具体的な観点を紹介します!
ミーシーと読むよ!
レビューで使える考え方とは
今回は資料のレビュー時を想定しています。
あり過ぎると訳わからんくなるからな。
今回紹介するMECEにならった「モレなくダブりなく」の考え方は2つだけです。
QCD と 5W1H(7W3H) です。
3Cとか4Pとか5Sとか調べたらいくらでも出てきます。
こと資料のレビューに関してはこの2つが圧倒的にパワーを発揮します!
QCD
QCDとは・・
Quality、Cost、Deliveryの頭文字。Qは品質、Cは価格(コスト)、Dは納期のこと。
それぞれの関係性や大事な考え方について解説します。
関係性について
例:車の製造
Q観点:
燃費が悪い、耐久性が低い、デザインがダサい、つまり品質が低いと商品は売れません。
C観点:
それを補うために燃費改善のために研究費をつぎ込む、耐久性を上げるために高級な原料を使う、割高な有名デザイナーに依頼するなど、お金をつぎ込むと予算が足りなくなります。
D観点:
お金があるからと言って時間を費やし過ぎると、それはそれで時代に置いていかれます。
または競合に先起こされることもあり得ます。
つまり、品質とコストと納期はそれぞれが密接な関係にあります。
このQCD3つのバランスをとることが重要になります。
あちらを立てればこちらが立たずの関係性や!
コストが上がる要素3つ
コストが上がる要素は大きく分けて3つあります。
例えば車のデザイナーで考えてみるとわかりやすいです。
- (デザイナーの、)一人当たりの単価を上げる
- (デザイナーの、)数を増やす
- (デザイナーの、)契約期間を延ばす
これらすべてがコストが上がる原因になります。
費用が上がる原因はこの3パターンしかないです。
コストはQCDの中でもPRJ続行可否の判断にかかわる重要な要素の1つです。
この3つのパターンを押さえておけば資料でコストの話が出てきたときの判断軸として役立ちます。
時間(D)はお金(C)では買えない
お金があっても解決できないことの1つが納期です。
プロジェクト資金は大量にあるから品質を上げるためのコストはいとわない!というケースであったとしても、プロジェクトである以上納期は決まっています。
例えば人が足りないからと言って翌日から即座に3人増員しろと言っても無理があります。
できたとしてもすぐに戦力になるとは限りません。
ある程度の時間をかけて教育期間という時間(D)が必要になります。
以下を肝に銘じておきましょう。
- カップヌードルに高級な水を使っても1分では完成しない!
- 3人がかりでお湯を注いでも1分では完成しない!
- 3倍の水を投入しても1分では完成しない!
時間はお金で買えないってこと。
なにごとも、Qの視点、Cの視点、Dの視点で考えるのが重要です。
5W1H
言わずもがなですが、以下の6つです。
When:いつ
Where:どこで
Who:だれが
What:何を
Why:なぜ
How:どのように
資料のレビューを想定して考えてみます。
特に”いつ”と”誰が”は最低限の情報なので必ず漏れていないか考える必要があります。
そして、一番大事なのは”なぜ”です。
”なぜ”は目的を問う質問になるからです。
目的がぶれると資料の構成自体が定まりません。
まず最初に”なぜ”を問うことがレビューのコツです。
【レビュー時のポイント】
✓ Why(なぜ)で目的を明確に!
✓ When(いつ)とWho(だれ)が不要な資料はない、なければつっこめ。
✓ How(どのように)の表現が資料のセンス、ここをほじくるとレビューが充実。
なにごとも目的が大事というのは資料も一緒ですね。
5W1Hの進化版、7W3H
5W1Hの進化版で7W3Hです。
これを網羅しておけばよっぽどヌケモレはないと思います。
例をあげて考えてみます。
来期の案件獲得に向けた提案資料の作成
- いつ:4月から6月までの第1四半期をターゲットにしよう
- どこで:名古屋とニアショアで使う沖縄の2拠点にしよう
- 誰が:企画チームと開発チームがあるが、今回提案先は企画チームに絞ろう
- 何を:具体的な提案内容は何にするか
- なぜ:そもそも今回提案することの目的はなにか
- 誰に:現場リーダに向けての提案か、マネージャ層に向けての提案か
- 誰と:自身の所属部署として提案するのか、会社をあげての提案とするのか
- どのように:新規ツールを目玉に提案するのか、それとも個人をウリにするのか
- どのくらいの数:ツールを入れるなら何台入れるか、人を増やすなら何人増やすか
- いくらで:その数をいれたらいったいいくらになるのか
迷ったら上記の10個を自問自答してみてください。
よっぽどヌケモレはなくなるはずです。
飲み会の幹事するときに効果発揮しそう。
まとめ
資料作成にしても時間をかけて考えればよい、というものではないと考えています。
ここまで考えれば自分の中で十分だと納得して次の作業に移れることが大事です。
そんなときに今日紹介した2つが力を発揮します。
「何をもってヌケモレなく考えることができたか」その基準は持っておくことが重要です。
本日紹介の観点は何にでも応用して使える考え方なので、ぜひ使ってみてください。
現場からは以上です!
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